ザ・エンドレスサマー THE ENDLESS SUMMER


 1964年に撮られたサーフィン・ドキュメントの代表作『エンドレスサマー』は5万ドルという低予算で制作し、全世界で3千万ドル以上の収益をあげた、永遠不滅のサーフィン・ムービー。本格的なサーファー映画として製作者とサーファー2人のたった3名で作られた異色の映画として知られる。
 
  当時28歳のブルース・ブラウン、そして21歳と18歳のマイク・ハインソン、ロバート・オーガストの2人のカリフォルニアのサーファーは、世界中を旅すれば必ずどこかに夏があることを利用して世界中の夏と新しい波を追い求めていく旅の計画を立てて(サーフワックスとバンドエイド1枚で?)実行に移していく。サーファーたちの究極の望み『終りなき夏』の旅を実現する唯一の方法は夏を追って世界中を旅すること。 さまざまな人との出会い。危険な海でのライディング、最高の波を見つけた喜び……。二人の心に刻まれた夏に終わりはない・・・
 
 撮影は3年6ヶ月を要した。訪れたのは、初めて入る不安の中でのライディング=セネガル、未開の地でフレンドリーな地元の人たちと触れ合う日々=ガーナ、水温30℃=ナイジェリア、南アフリカ(民族大移動=ケープタウン、ヒッチハイクと砂漠横断の末にたどりついた究極の波=ケープ・セント・フランシス、波のないサーフスポット=オーストラリア(途中、波の有るワイメアベイ)、パーフェクトグーフィー=ニュージーランド、アウトに向かって波乗り=タヒチ、「常夏の国」ハワイなどであった。

 現在のように交通網も情報網も発達していない時代にカメラ1台とサーフボードを肩に、秘境ともいえる場所での撮影は困難を極めたが、台本無しのハプニングの連続や新発見などをドキュメンタリー風に仕上げたストーリー構成はサーフィンを知らない人々の冒険心をもくすぐり、当時の「ライフ」「タイム」「ニューヨーカー」「プレイボーイ」誌などで絶賛され全米だけでなく世界的にも大きな話題となった。

好奇心やユーモア、そして創造性に満ちたこの映画の世界観を、ファッションを通して表現していきます。レトロサーフの要素をミックスしながらも今を感じさせるデザインで、懐かしさと新鮮な驚きをお届けします。



商品はコチラ