世界共通！サーフィンのルール

世界中の波に乗るために

サーフィンほどシンプルなルールを持つスポーツはあるのでしょうか。
「一人一波」。
一人がひとつの波に乗り、他の人はそれを邪魔しない。
たったこれだけがルールです。

では、どうしたら波の優先権が与えられるのでしょうか？
それは「ピーク」と呼ばれるポイントに近い人が優先となります。
「ピーク」とはその名の通り、波の頂上、一番先に崩れだすポイントです。

波は一番高い所から崩れ出します。
高い所に乗っているという事は、高低差がありますのスピードが乗りやすい場所です。
衝突事故を防ぐ意味でも「一人一波」は守るべき重要ルールですね。

もしも「ピーク」に乗っている方の邪魔をしてしまった場合は、すぐに波を譲り誤りましょう。
ピークにいる方の前方に乗ってしまうことを「Drop in（前乗り）」と呼びます。
「Drop in（前乗り）」してしまわないように気を使うことが重要ですね。

崩れ方で変わる波の呼称

波はその崩れ方によって呼び方が変わります。
陸から沖をみて右から左へと崩れだす波を「レギュラー」と呼びます。

逆に、左から右へと崩れだす波を「グーフィー」と呼びます。
波の崩れる方向を見極めることで「ピーク」がどこか、優先権は誰なのかを知ることができます。

この写真では右から左へ崩れていますので「レギュラー」の波ですね。
写真に写っているサーファーは「ピーク」にいますので優先権があります。
この「ピーク」に乗っているサーファーの邪魔をしないように気をつけましょう。

波が分かれば対応が分かる

この写真では「レギュラー」波ですので右側のサーファーに優先権があります。
左側のサーファーが「Drop in（前乗り）」をしてしまってますね。
このような状態になったらすぐにライディングを中止し「ごめんなさい」と謝りましょう。
「Drop in（前乗り）」してしまわないようにパドリング中からよく波と周辺を観察するようにしましょう。

この写真では二人同時にパドリングしていますが、波が「レギュラー」なので優先権は右側のサーファーにあります。
このまま二人共テイクオフしてしまうと、波は右から左へ崩れますので左側のサーファーが「Drop in（前乗り）」になります。
自分に優先権がないと解った時点でパドリングをやめるべきでしょう。
波をまって浮かんでいる状態でも「一人一波」は適用されますので気をつけましょう。
「ピーク」でライディングしているサーファーが近づいてきたときは進路を妨害しないように退避してください。

重要なのは妨害しないことではなく、妨害してしまったら謝るということです。
お互いを思いやり海を楽しみましょう。